忍者ブログ




×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。






 

PRODUCED BY Jinnouchi Toshihiro
vol,5

複眼思考2010


視覚伝達デザイン学科陣内利博ゼミを中心とした卒業制作展。

開催日程:
2010年03月01日(月)~2010年03月06日(土)
11:30-19:00(最終日17:00)


開催場所:
art space kimura ASK?
東京都中央区京橋 3-6-5 木邑ビル2F

■MAP■

■ 銀座線「京橋駅」2番出口より徒歩1分
■ 浅草線「宝町駅」4番出口より徒歩2分

参加作家
石川 祐実 キムミンジョン 廣江 啓輔 佐藤 哲至 佐藤 恵美 猿渡 真彩
杉本 真帆 関口 文佳 武田 雄太 橋本 太郎 林 佳菜 早瀬 交宣
宮村 綾 元原 逸巳 八重樫 洋平 脇田 俊
*3月1日18:00より、プレゼンテーション+オープニングパーテーを開催します。
PR






描くこと スピードと細密描写

重樫洋平×猿渡真彩

インタビュー作品紹介









「エゴイデア!」by 八重樫洋平
<文:猿渡真彩>






「描くことは呼吸することと同じ。」
これが彼の作品と彼を象徴する言葉だと思う。

 クロッキー帳を常に持ち歩き、時間が出来るとポーズや表情のスケッチを何枚も何枚も絶え間なく描き続ける。この何十枚、何百枚と描き続けたスケッチは積層していくという点で今回の卒業制作につながっている。

アニメーションを作るには何百、何千という絵が必要だ。地層のように積み重なった絵がキャラクターの豊かな表情と動きを生む。

 彼のスケッチのスピードを見ていると迷いは全くないように感じるが、実際のアニメーション制作は何度も納得がいくまでしつこく描き直す。
顔のアップの場面であっても、体の動きが不自然ではないか実際にポーズをとることはもちろん、画面に入らない部分まで描いて確かめる。
飴をなめる少女の口元や髪の揺らぎに凝って何時間も費やすこともあったそうだ。一見、簡略化された絵の中にも細部までこだわりがあり、違和感や破綻のない世界を作っている。それが見る側を自然にアニメーションの世界に引き込むのであろう。



 制作中、試行錯誤や悩みはするが「苦しい」と感じることはなかったという彼の作品からは、彼自身が絵を描くことを楽しんでいる姿勢が伝わってくる。
現実と妄想の世界で繰り広げられるキャラクターの生き生きとした動きや表情をたっぷり味わって欲しい。




gloom by 猿渡真彩
<文:八重樫洋平>






精密に書き込まれた線から浮かび上がるマイナスの感情。ポジティブなイメージではなく、どこか陰のある幻想的な世界。普段からの「絵を描く」行為の延長で特別なものではない。積み重ね、染み込んだものをダイレクトにアウトプットした結果がこの作品である。

 まず注目すべきはその集中力とスイッチの切り替えである。まず一度制作に入るとスイッチが入り、頭の中は常に作品のことでいっぱいになってしまう。そうすると自分の世界に閉じこもり、他のことがまったく見えなくなりひたすら没頭する。ただ、これはまだ完成ビジョンがわからない構想段階の状態で、その後、またスイッチが切り替わり、書き込み段階では計画を立てて今日はここまで、明日はここまで、と割り切って制作をするようになる。
 実は、このスイッチ切り替えはデッサンの場合でも見て取れる。彼女のデッサンはまた特徴的で、まずきっちりとモチーフのアウトラインを取ることから始まる。形に狂いが無いか何度も何度も丁寧に確認して、そこから徐々に濃淡をつけていく手法だ。アウトラインが決まる、なんとなく完成ビジョンが見えるまで、が大切でそこから先は、視覚による画面へのアナログコピー作業になっているのだ。



  大きな画面の中にバランスよく配置されたモチーフ、非現実的でありながら生々しいリアルさ。構想段階から下書き、本番まで、スイッチの切り替えにより作業スピードや緻密な描写密度がコントロールされており、そのうえで根源的なテーマであるロマンスとは何かを軸に展開された作品になっている。


 





今年も本年度卒業制作からムサビ視デのバラエティーに富んだ作品を展示します。
陣内ゼミの学生プラスαのメンバー達です。
インスタレーションと映像、ユニークな発想と様々なスタイルのヴィジュアルコ
ミュニケーションを御堪能ください。ご来場を心からお待ちしています。


参加作家

石川 祐実
キムミンジョン
廣江 啓輔
佐藤 哲至
佐藤 恵美
猿渡 真彩
杉本 真帆
関口 文佳
武田 雄太
橋本 太郎
林 佳菜
早瀬 交宣
宮村 綾
元原 逸巳
八重樫 洋平
脇田 俊


*3月1日18:00より、プレゼンテーション+オープニングパーテーを開催します。

開催日程:
2010年03月01日(月)~2010年03月06日(土)
11:30-19:00(最終日17:00)


開催場所:
art space kimura ASK?
東京都中央区京橋 3-6-5 木邑ビル2F

■MAP■








結びのカタチ

結びの標本化

私は身近な素材であるヒモの「結び」をテーマに、それらの持つ要素を視覚化することに挑戦しました。意識されることのなかった一つ一つの事柄を分析していくと、今までは見えなかったものや感じられなかったものが次々に浮かび上がってきました。結び目の美しさ、多様性、複雑さや合理性など分かったことはたくさんありました。この作品が日常の行為に隠れているちょっとした発見に気づ くきっかけになればと思います。







「エゴイデア!」

「メリハリ」

妄想は誰だってすると思います。
その中でなら憧れのスーパーヒーローにだって、エスパーにだって、モテモテにだって、キリンさんにだって何にだってなれます。何だってできますし、何をやっても誰からも怒られない、自分だけの絶対領域…のはずなんだけど…!?主人公は複雑なお年頃の高校生が二人。学校帰りの電車の中でどんな妄想をしちゃうのかな??妄想世界と現実世界の「メリハリ」をテーマに描く、ちょっぴりバイオレンスな短編アニメーション作品です。







Raw Material

地上最強の生物のミクロの世界

体の末端は指先、内蔵の末端は皮膚、本能の末端は生殖細胞。地上最強と思われる人間の弱点は、1億6600万年前に二足歩行になり、協力して子孫を残すために恋愛のメカニズムを取り入れたことだった。命の素材X・Y染色体の仕組みから女性の持つ遺伝子のたくましさを知り、無限の個性をつくり出す可能性に生物としての魅力を感じた。そして、その女性をごく親しい人間関係の中で許される距離で見せ、キメや毛穴、女性の持つ質感を伝えたいと考え女性のミクロから「人のカタチ」を再構成した。自分自身が科学と対峙したときの感動を人間が人間を見つめる一つの視点として提案する。







植様文物

植物文様についての考察

エジプトが起源と言われる唐草文様。日本では唐草(唐の国の草)、西洋ではアラベスク(アラビア風)と呼ばれ各地域で異国風の植物文様として受け入れられてきました。ではなぜ、文化・宗教・生活様式など、様々な要素の異なる地域で受け入れられたのかについての考察。またその上で、石〜紙〜デジタルメディアと文様の定着されるメディアを考えていった上で現代に合わせ、動きの要素を加えた幾何学をベースにしたフォーマットと、そのゆらぎを合わせて提示する事で更なる考察のきっかけを提示します。

http://memosce.blog.shinobi.jp/

作例1





夢日記解体

我々が睡眠中に見る夢の材料は個人の記憶であり、そこに見えてくるものは人を通して存在した過去の風景の折り重なりで、その意味において夢は記憶のコラージュであると言える。本作品は、夢をコラージュとしてとらえ、他人の夢日記を5つ【「背景」「自分」「もの」「他人」「他人の行動」】の要素に分解、何の変哲もない映像に置き換え、客観的に再現する試みである。つげ義春 新版「つげ義春とぼく」より「夢日記」2話を抜粋







MAZERU

ドローイング

素材を切ったり貼ったり、混ぜることによって新たな意味が生まれる。アナログ作業から生まれた一度しか見ることのできない色・形・動き。その偶然生まれた現象に意味を持たせ、必然にすることが動きのデザインだと思います。ドローイングの線、動きをコラージュし、私なりに1つの時間のあり方を表します。








Let's でふぉるめ

「キャラクターのデフォルメレベル」と「ストーリー」

魔法のエンピツ取り出して
ドキドキすけっち せっと☆あっぷ(ふー!)
ハートの秒読みとまんなーいっ 
あなたの横顔 ろっく☆おん(ごー!)

どぅしたら伝わるの?高鳴るワタシの思い
それでも あの子だけには負けないよ 
つかんでみせるわ あなたへのloving road

恋のミラクルマジカルどろーいんぐ!
かわいいわたしにへんしんするの
ハズカシふぃーりんいれいざー
だ・か・らお願いこっちに振り向いて!

チェンジ☆デフォルメでこれーしょんっ(いぇい!)


[1]  [2]  [3
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]